ドイツ通信・ロックダウン中も強い味方 - フォームローラーで身体メンテナンス
【スタッフErikoのドイツ通信 】
相変わらずロックダウンのドイツです。
レジャー施設や飲食店の休業、ホームオフィス、移動や接触制限。
「家にいるしかない」状況下では、どうしても運動不足になりがち。
今日は、そんなロックダウン中でも強い味方、身体メンテナンスにお役立ちのアイテムたち、「フォームローラー」をご紹介します。
フォームローラーは、筋肉のコリを解消し、痛みや不快感を軽減、生き生きと日常を過ごせるようにサポートしてくれるスポーツ器具。
発泡素材で、様々な形・サイズ・堅さのものがあります。
一番オーソドックスなのは、穴の空いた円柱型。
他に球形や、ボールを二つ繋げた形状、側面にギザギザのついたものなどもあり、身体部位や用途に応じて、使い分けができます。
フォームローラーの役割は「筋膜リリース」、つまり筋膜の解放です。
筋膜とは、骨・筋肉・内臓・神経など、体内のあらゆる部位を結合し、包み込んで安定させる結合組織。
この筋膜を柔らかくほぐして、「解放」することで、痛みの緩和、リラックス、身体の柔軟性・稼働率up、血行促進、などなど、種々のポジティブ効果が期待できるそうです。
いろいろな使い方ができますが、一般的には筋膜リリースしたい身体部位をローラーの上にのせて、転がしたり、自身の体重を利用して1カ所に集中して圧力をかけます。
スポーツ前のウォームアップや、ジョギング・ハイキングなど筋肉を酷使した後の対策に、また在宅ワークの合間のストレッチや、全身のセルフマッサージにもおすすめです。
音楽やオーディオ図書、語学学習用の教材を聞きながら、ゆっくりのんびり全身ローリングとかもありです。
筋膜って、意識的にほぐさないとずいぶん凝り固まっているようで、私も初めて使用したときは、「ふくらはぎ・いたたたた」、「二の腕・いたたたた」という感じで、いちいち悲鳴をあげてましたが、毎日継続巣して使用するうちに、だんだんと慣れてきました。
いろんなメーカーのものが出回ってますが、私が愛用しているのはドイツ製。
リサイクル可能な素材で、化学原料は不使用、丈夫で長持ち、なんと食洗機にも対応している優れものです。
大きいサイズの円柱型は、背中全体など広い範囲の使用に便利、また太ももとか腕とかの部分的なローリングにも使えます。
またPC作業が多くて首の後ろが凝りやすいので、球形ローラーも大活躍。
首の後ろにボールを置いてぐりぐり、ほぐれたついでに、リラックスしすぎてヨガマットの上で寝落ちしちゃうこともあります♪
ギザギザ付きのミニローラーは、超小型なので持ち運びにも便利。
旅行先にも持参して、たくさん歩いた夜など、宿泊先でプチほぐしに活用できます。
ですが、我が家で一番出番が多いのは、ボールを2つ繋げた形状の「デュオボール」です。
世界的平均では小柄な日本女性にも使いやすいサイズで、私は腰や肩を中心に、時間をかけて全身に使用しています。
またローラーの他に、充電式の付属のマッサージ機もあります。
堅さや形状の違ういくつかのヘッドから、必要に応じてセレクトでき、震動の強さも切り替えられます。
ただ背中などは自分で操作するのは難しいので、誰かにやってもらうほうが効果的かもしれません。
またローラーとマッサージ器をドッキングさせて、ダブルでほぐす作戦も。
ドイツでは、スポーツ施設だけでなく、整形外科や理学療法の分野でも、フォームローラを取り入れているところもあります。
先日腰を痛めたときも、フォームローラーの使用について医師に訊いてみたところ、「あぁ、それならこういうエクササイズをするといいよ」と教えてくれました。
なるべくメーカーの情報や専門家のアドバイスに沿って使うようにしています。
従来のトレーニングマシーンのように場所もとらない、複雑な設定も不要、 自宅で気軽に使えるフォームローラーには、長引くロックダウン中もずいぶん助けられています。
ロックダウンのあれこれに、うんざり、辟易、イライラ。
ネガティブ感情に傾きやすいこんな時期、せっせと身体ほぐして、気分もほぐれて、ほーんわか春を迎えたいです~。
春を迎えるのにピッタリなハーブティー、「ライフサポートブレンド」で体の内側からもほぐしてみるのもいいかもしれません。
日本は桜が咲きはじめる頃、美しい桜楽しみですね!