ドイツ通信・ナチュラル素材を生かした晩秋の手作り室内デコレーション

【スタッフErikoのドイツ通信 】

ロックダウン4週目の南ドイツです。

鮮やかな紅葉は過ぎ、でもクリスマスシーズンの華やかさはまだこれから。
日に日に寒さが増し、グレーなお天気の日も多くて、なんとなく気分も停滞気味。

今日は、そんな「狭間の時期」に気持ちを明るくしてくれる、室内デコレーションのお話です。

創造力豊かで楽しいこと大好きな友人に手伝ってもらって、ナチュラル素材や手短な材料を生かした手作り感満載のアイディアをいくつかご紹介します。

秋はインテンスに「実り」を実感する季節。
梨・マルメロ・柿など、季節の果物が出回り、新しいワインが登場。
主婦たちはいろんなバリエのトウモロコシのオーブン焼きレシピを交換し、食卓にはクリやカボチャなどほくほく系の心まで温まりそうな料理が並びます。

こういった秋のモチーフは、食べる以外にも、室内のインテリアにもぴったり。
栗の実が窓辺にいくつか無造作に置かれているだけでも、季節感を演出できますね。

またリンゴは、クリスマスシーズンの飾り付けにもポピュラーなアイテム。
布製とかプラスチック製とか、いろんな素材のものがあって、どこの家庭にも必ずいくつか眠っています。

またカボチャには、食用のほかに観賞用も出回っています。
とくにドイツでもハロウィーンが流行りだしてから、観賞用カボチャのバリエも増えてきた印象です。

様々な形、いろんな大きさのカラフルなカボチャたちは、色彩の乏しいこの時期に元気をくれます。
手にとっても、従来のカボチャのイメージに合わない不思議な手触りに、なんだかわくわくします。

またナッツ類も秋から冬にかけのこの時期の必須アイテム。
ヘーゼルナッツやクルミは、クリスマスシーズンを彩る大切なモチーフです。

そのまま室内デコレーションにしても十分素敵ですが、私の友人はこれらのナッツの殻を利用してネズミを作って、誰かをブランチなどに呼ぶ際にテーブルデコレーションなどに利用しているそうです。

梱包用の日もで尻尾にしたり、ワラで髭にしたり、小さいドライベリーで鼻を作ったり。
そこら辺にありそうな材料で、とびきりかわいい仕上がりです。

そして、友人の自信作は、「気取り屋の鳥たち」。

尻尾には本物の羽毛を利用、栗の実やヘーゼルナッツなどのナチュラル素材をうまく生かしつつ、紙や絵の具など図工道具も駆使して、「ぼくなかなか素敵でしょ」とちょっと悦に入っているっぽい鳥の感じがよく出てますよね。

折しもアメリカでは今週木曜日が感謝祭とのこと。
これは昔イギリスからアメリカに渡った人々が、近隣のインディアン部族の助けを借りてトウモロコシなどの栽培方法を学び、彼らのこの地での最初の収穫を記念する行事とされているそうです。

コロナの影響で、例年ならドイツ各地で行われる収穫祭は今年は中止が相次いだようですが、こんな風に個人で自然の恵みを実感する年があってもよいのかもしれません。

特にお子さんのいる家庭では、身近な素材を用いて、ご家族でクリエイティブなアートプロジェクトにしちゃうというのも、なかなか素敵なアイディアかも。

ロックダウンで外出がままならないこの時期、室内でできる、室内だからできる、楽しいこと、いろいろ探して、寒さも鬱々気分もみんなで吹き飛ばしたいですね!

お家でおいしいハーブティーを飲むことも気分転換になります。

この時期のおすすめ、ディフェンスブレンドをどうぞ。