2021年 10月 26日シーズン・季節
ドイツ通信・甘酸っぱい幸せ - りんごフィーバー
【スタッフErikoのドイツ通信 】 紅葉真っ盛り、秋たけなわの南ドイツです。そして同時に、りんごの美味しい季節がやってきました。ドイツ産のりんごは秋から初春が旬です。
市場にはたくさんのりんごが並び、庭にりんごの木があるお宅は収穫に忙しい時期。りんご狩りイベントも盛んです。数ある果物の中でも、ドイツではりんごが人気ナンバーワン。
ぶどう・みかん・いちごなど、他の果物で「品種」に言及されることは少ないですが、りんごはとりわけ種類が多く、色・風味・食感・表記の質感・火を通しても煮崩れないかどうかなど、特徴に応じて、好みや用途に合わせてあれこれセレクトできます。 ドイツでポピュラーな品種としては、甘さが際立つ「ロイヤルガラ」・ジューシーで歯ごたえのある「ブレーバーン」、かぐわしい風味・みずみずしさが特徴の「エルスター」などがあります。
最近では外来種を掛け合わせた品種も増えていて、そのファッショナブルなネーミングやイメージでパワフルな販売戦略を展開中ですが、同時に昨今のご当地ブームも手伝って、地元の土地でも手間要らずで育つ「ヤコブ・フィッシャー」のような素朴で日常に根ざしたりんごも密かに人気を集めています。また「満月夜のりんごにはうま味や甘さが凝縮され、新鮮で長持ちすると言われており、ヘッドランプの光の下明け方まで収穫する農家の様子が先日メディアで報じられていました。
日本では出回っているリンゴの95%が生食用とのことですが、ドイツでは保存用に甘みを加えたり、ドリンクや調味料に加工したり、また加熱調理して食べたりと、様々な楽しみ方があります。
りんごを使ったケーキやペーストリーにはびっくりするほどたくさんの種類があります。
特にシナモンの香りが際立つ渦巻き型のアップルパイ「アプフェルシュトゥルーデル」はりんごのお菓子の代名詞とも言えそうな不動の人気アイテム。生地がちぎれないように何度も引っ張って薄くのばすのがなかなか至難の業です。
りんごジャムも限りなく種類が多く、プラムなど他のフルーツと組み合わせたり、クローブやカルダモンの入ったクリスマススパイスミックスを使って冬らしさを演出したり、想像力を働かせていろいろためしてみるのも楽しいですね。もっとシンプルにりんごそのものの素材を楽しみたいときは、ナッツやアーモンドペーストを詰め込んだ「焼きりんご」や「シナモンスティックを入れて煮込んだだけの「コンポート」など、おばあちゃん直伝のりんご料理もおすすめ。コンポートにラムレーズンをプラスすれば、ちょっとした「大人のデザート」に早変わり、またリンゴそのものの甘みだけで砂糖を入れないピューレは離乳食の材料にもぴったりです。オーストリアや南ドイツでよく見かける「カイザーシュマーレン」は、リンゴのムースを添えたパンケーキ、日本ではあまり馴染みのない「甘い主食」です。またりんごはソルティー系の料理にもよく合います。
例えば、ジャガイモの熱々パンケーキに添えると、ジャガイモの香ばしさとリンゴの甘酸っぱさがマッチして最高。またお肉の付け合わせのキャベツの煮込みにりんごを加えると、そのさっぱり感が全体の味を引き締めてくれ、食欲がupします。ほかにも、カリフラワーやセロリ根と一緒にポタージュスープにしたり、にんじんやフェンネルなど歯ごたえのある野菜やナッツと合わせてチョップドサラダにしたり。りんごの風味をぎゅぎゅっと凝縮したアップルビネガーも、ドイツのキッチンには欠かせないアイテム。りんご料理の可能性は無限大です。りんごには、ビタミン類をはじめ、カリウムやポリフェノールなど身体に良い成分も多く含まれ、繊維質も豊富で、いいことずくめ。
「1日にりんご1個で医者要らず」とよく言われます。正に「元気の宝庫」ですね。
ところで、ドイツの子どもはみんなりんごジュースが大好き。
最近は上澄みを濾過してない「「ナチュラル系」のジュースも人気で、炭酸水で割ったり、他のジュースとミックスしたりと、様々な楽しみ方ができます。ケースでりんごジュースを常備している家庭も多いです。
他にも、ドライフルーツやスパイス入りのフルーツティー、フレッシュりんごの香り漂うシュナップス(アルコール殿高いクリアな蒸留酒)、スムージー、またジンジャーやターメリックなどの活気づけ成分と組み合わせた「エナジーショット」など、さまざまなりんごドリンクが楽しめます。
スナックの分野でもりんごは大活躍。 スライスりんごを乾燥させたソフトな「アップルリング」には、りんご本来の甘酸っぱさが凝縮、自然な美味しさで子どものおやつとしても最適です。
またペット用のスナックにも、りんごが使われてます♪りんご・りんご・りんご。
もともとそんなにりんご好きでないわたしですが、この時期りんごのお裾分けをいただくことも多く、あれこれためしてみるうちに、気づいたらすっかりりんごファンになってました。
これから春先まで、まだまだりんごフィーバーは続きます~。
市場にはたくさんのりんごが並び、庭にりんごの木があるお宅は収穫に忙しい時期。りんご狩りイベントも盛んです。数ある果物の中でも、ドイツではりんごが人気ナンバーワン。
ぶどう・みかん・いちごなど、他の果物で「品種」に言及されることは少ないですが、りんごはとりわけ種類が多く、色・風味・食感・表記の質感・火を通しても煮崩れないかどうかなど、特徴に応じて、好みや用途に合わせてあれこれセレクトできます。 ドイツでポピュラーな品種としては、甘さが際立つ「ロイヤルガラ」・ジューシーで歯ごたえのある「ブレーバーン」、かぐわしい風味・みずみずしさが特徴の「エルスター」などがあります。
最近では外来種を掛け合わせた品種も増えていて、そのファッショナブルなネーミングやイメージでパワフルな販売戦略を展開中ですが、同時に昨今のご当地ブームも手伝って、地元の土地でも手間要らずで育つ「ヤコブ・フィッシャー」のような素朴で日常に根ざしたりんごも密かに人気を集めています。また「満月夜のりんごにはうま味や甘さが凝縮され、新鮮で長持ちすると言われており、ヘッドランプの光の下明け方まで収穫する農家の様子が先日メディアで報じられていました。
日本では出回っているリンゴの95%が生食用とのことですが、ドイツでは保存用に甘みを加えたり、ドリンクや調味料に加工したり、また加熱調理して食べたりと、様々な楽しみ方があります。
りんごを使ったケーキやペーストリーにはびっくりするほどたくさんの種類があります。
特にシナモンの香りが際立つ渦巻き型のアップルパイ「アプフェルシュトゥルーデル」はりんごのお菓子の代名詞とも言えそうな不動の人気アイテム。生地がちぎれないように何度も引っ張って薄くのばすのがなかなか至難の業です。
りんごジャムも限りなく種類が多く、プラムなど他のフルーツと組み合わせたり、クローブやカルダモンの入ったクリスマススパイスミックスを使って冬らしさを演出したり、想像力を働かせていろいろためしてみるのも楽しいですね。もっとシンプルにりんごそのものの素材を楽しみたいときは、ナッツやアーモンドペーストを詰め込んだ「焼きりんご」や「シナモンスティックを入れて煮込んだだけの「コンポート」など、おばあちゃん直伝のりんご料理もおすすめ。コンポートにラムレーズンをプラスすれば、ちょっとした「大人のデザート」に早変わり、またリンゴそのものの甘みだけで砂糖を入れないピューレは離乳食の材料にもぴったりです。オーストリアや南ドイツでよく見かける「カイザーシュマーレン」は、リンゴのムースを添えたパンケーキ、日本ではあまり馴染みのない「甘い主食」です。またりんごはソルティー系の料理にもよく合います。
例えば、ジャガイモの熱々パンケーキに添えると、ジャガイモの香ばしさとリンゴの甘酸っぱさがマッチして最高。またお肉の付け合わせのキャベツの煮込みにりんごを加えると、そのさっぱり感が全体の味を引き締めてくれ、食欲がupします。ほかにも、カリフラワーやセロリ根と一緒にポタージュスープにしたり、にんじんやフェンネルなど歯ごたえのある野菜やナッツと合わせてチョップドサラダにしたり。りんごの風味をぎゅぎゅっと凝縮したアップルビネガーも、ドイツのキッチンには欠かせないアイテム。りんご料理の可能性は無限大です。りんごには、ビタミン類をはじめ、カリウムやポリフェノールなど身体に良い成分も多く含まれ、繊維質も豊富で、いいことずくめ。
「1日にりんご1個で医者要らず」とよく言われます。正に「元気の宝庫」ですね。
ところで、ドイツの子どもはみんなりんごジュースが大好き。
最近は上澄みを濾過してない「「ナチュラル系」のジュースも人気で、炭酸水で割ったり、他のジュースとミックスしたりと、様々な楽しみ方ができます。ケースでりんごジュースを常備している家庭も多いです。
他にも、ドライフルーツやスパイス入りのフルーツティー、フレッシュりんごの香り漂うシュナップス(アルコール殿高いクリアな蒸留酒)、スムージー、またジンジャーやターメリックなどの活気づけ成分と組み合わせた「エナジーショット」など、さまざまなりんごドリンクが楽しめます。
スナックの分野でもりんごは大活躍。 スライスりんごを乾燥させたソフトな「アップルリング」には、りんご本来の甘酸っぱさが凝縮、自然な美味しさで子どものおやつとしても最適です。
またペット用のスナックにも、りんごが使われてます♪りんご・りんご・りんご。
もともとそんなにりんご好きでないわたしですが、この時期りんごのお裾分けをいただくことも多く、あれこれためしてみるうちに、気づいたらすっかりりんごファンになってました。
これから春先まで、まだまだりんごフィーバーは続きます~。